Visorで2chを読む

暇な時間や、「ちょっとだけ時間が空いたとき」やっていること。
それは、「Visor2ちゃんねるを読むこと」。
これが快適で、ついVisorに手が伸びてしまう。
解像度が160x160しかなく、今や携帯電話にも劣る古いPalm機に、なぜそれほど愛着が持てるのか。
それには理由がある。

2ちゃんねるは、情報収集の場としてかなり優秀だと思う。
半分以上は無益な情報だが、それ以上に得られるモノが大きい。
ニュースの速さは日本語のインターネット掲示板では最速だろう。
(この「速さ」という点においてはどんなニュースサイトもかなわない)。

だから2chを読む。
情報源として、そして楽しい読み物として。

頻繁に2chを閲覧するようになると、今度は「快適さ」を求めるようになるのはごく自然な流れだ。
ゆえにネット上には星の数ほどの2ch専用ブラウザが存在しているし、それぞれが個性的で、機能も様々だ。

2ch専用ブラウザの多くはフリーウェアで、開発者は対価を要求していない。
だからこそ開発者は自由な発想で開発を続けているように思う。

monazilla.org(wというサイトには、これら2ch専用ブラウザが多数登録されている。
モバイル用だけをピックアップしてみても、10種類ものブラウザが存在しているのがわかる。

以前、WindowsCEマシンでHikkyというブラウザを利用していたことがある。
唯一のCE用2chブラウザだったし、使い勝手がよかったので愛用していた。
logのダウンロードが激遅なのは御愛嬌。
「唯一それだけしか有り得ない」という存在感で、輝いていたソフトだった。

その後、「さいたま」や「ぽけギコ」といったブラウザが登場し、CE用2chブラウザの世界はまさに群雄割拠の戦国時代という様相を呈していたが、Hikkyは作者がソース紛失のため開発停止、さいたまは作者がリナザウに乗り換えたため開発終了&サイト閉鎖…と、ここ最近はお寒い時代が続いていた。
最後に残ったぽけギコも、SigIII用バイナリを公開した後開発が停止している状態だ。

一方で、リナザウ用のブラウザや、愛用しているPalmOS用のブラウザは活発に更新されている。
ザウルス用は動作確認するマシンを所有していないので何とも言えないが、PalmOS用2chブラウザのNNsiは大変優れたソフトだ。

何よりも、「既読スレッドの一括更新」機能が優秀。
Visor2chを読むのは、昼休みとか、タバコを吸いながらとか、短い時間を使って…という場合が多い。
それに、モバイルマシンでは限られたバッテリ電源容量も気になる。
ゆえに、自分が常駐しているスレを毎回探すのはかなりのストレスとなる。

そしてまた、今日もVisorを手にとって、お気に入りのスレを眺める。
Visor+AirH"+NNsi。
この組み合わせから、しばらく離れられそうにない。

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「ぽけぎこ」の開発が停止している、と書いたがこれは間違い。
ペースは緩やかながら、現在も開発が続いている。
地道に不具合修正を行ってくれている作者様に感謝。
このソフトウェアのファンの一人として、応援していきたい。