思わぬ通話先

休日の午後、ケータイが鳴る。
さっきまで、職場の後輩と今晩の歓送迎会の打ち合わせをしていたから、
「何か変更があったのかな」
と電話を取り上げると…
妹からの電話。

妹から電話がかかってくるなど珍しい。
何かあったのかな、と「?」を浮かべながら電話に出る。

「…もしもし?」
「…」

妹は喋らない。
何かおかしいぞ、と呼びかけ続けるが、応答がない。
しばらくして、妹からの謎の電話の意味がわかった。

「(ゴソゴソ)…ぁ〜」

ははぁ、姪っ子がケータイをイタズラしているらしい。
「もしもし? ハナちゃん(仮名)ですか? こんにちは〜」
必至で話しかける。
しかし帰ってくるのはノイズのみ。

「ママはいるの? もしもし? お〜い」
必至になるcomWee。

「もしもし? こんにちは〜」
「…ンにちは…」

やった、会話成功!
何てことのない間違い電話だが、ものすごく感激した。

しかし、1歳ちょっとのチビが(偶然とはいえ)自分で電話をかけ、お喋りをしている。
身内贔屓は承知だが、たいしたもんだ。
姪っ子を、ますます可愛いと思ったのは言うまでもない。

※自分の子なら、もっとかわいいんだろうなぁ…あと3ヶ月ちょっとだ…(^^